2010年1月アーカイブ

2010年 年頭所感

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 新年おめでとうございます。

 おかげ様で我社は会社設立55周年(創業90年)の期を迎え、昨年の11月、簡素でありましたが充実した記念の節目を刻むことができました。これも株主の皆様、お施主様、当社のメインバンクの清水銀行始め金融機関の皆様、さらに一誠会、お取り引き関係者、物故された役員社員、現役の社員の方々、ご関係の多くの皆様のお支えの賜と厚くお礼を申し上げる次第です。

 55年を振り返るのは短時間では出来ませんが、創業時の大変な時代、そして幾つかのアクシデント、自然災害による物損被害、品質の勘違いなどによる工事やり直し、人為的な事故など思い出をたどれば数々あります。そしてこれらを克服して来た努力の傾注があって現在の中村建設の企業としての信用を築いていることは間違いありません。

 また55年の間には大いに評価して頂いたことや数々の受賞の歴史もあり、そのたびにやり甲斐や、さらなる社会的使命を感じたものでした。時代と共に社会や企業を取り巻く環境は変化していくものですが、今ほど大きな変化の時代はかつてありません。政権政党が変わったことにより建設業の産業構造の激変しました。さらなる建設需要のパイの減少が予測されますが、企業経営を行うための活路を皆で知恵をしぼり努力して見いだしていくしかないわけです。またこれだけの変化の時代には従来の延長線上だけの努力では限界があり、新しい柔軟な発想も非常に大切になります。

 しかし建設業が将来全く無くなってしまうということはありません。建設分野の中味が変わってくるということであり、リフォームやメンテ分野、耐震工事、防災工事などのセキュリティー分野、健康福祉の分野、環境省エネ分野などがあげられます。しばらくは企業淘汰の時代はやむをえませんが、それを突き抜けて需給バランスが改善されれば努力次第で建設業の未来はまだまだ開けるのです。特にこれからの時代は環境問題は避けて通れず、この分野においては我社は率先して環境のリーディングカンパニーに成るべく今回の記念式典では『環境経営宣言』を致しました。そしてこの実践をしていくのは他ならぬ人なのです。将来への環境問題を見据えた人材の育成を心掛け、またややもすると日本的な良い価値観(たとえば東洋思想よりの伝統や精神など)が飛ばされそうな世相になっていますが日本本来の良い面は大切にしながら事業経営の中にも取り入れていきたいものと考えます。幸い我社には先輩諸氏が培って来てくれた百言集(我社なりの価値観を集大成したもの)もあり、不易流行の不易の部分もしっかりと次世代に継承して参りたいと思います。そして従来より提唱している『量より質』『ビッグよりストロング』の精神をもって、大変厳しい時代でありますが、『誠心誠意』をモットーに全社一丸となって社会のニーズに的確に応えられる、小粒でもキラッと光る企業を創るべく全力で取り組みたいと思います。

 勿論、私どもだけでなく多くの皆様の支援を頂き、一誠会のメンバーの皆さんとも相たずさえながら、我社の企業理念『地域社会への貢献』『中建グループを取り巻く人間の幸福追求増進』の企業モデルの実現に邁進する所存です。

 今年もどうぞよろしくお願い致します。