寸座トンネル改修工事

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 当現場は天竜浜名湖鉄道の寸座~浜名湖佐久米駅間の寸座トンネル(延長166m)の剥落漏水対策を主とした工事で、剥落漏水対策及び劣化防止対策540m、導水溝設置48m、導水樋設置84m、ひび割注入20mを9月~10月の約2か月を全て夜間で施工しました。

 現場は昭和11年ごろ建設された旧国鉄二俣線の無筋コンクリート覆工のトンネルで、トンネル天頂部の一部が長年の漏水や風化の影響により表面のモルタル分が失われ露出骨材等の剥落や漏水の水滴落下によりレールの腐食や異状摩耗などが懸念されていました。

201301_05-01.jpg 工事の流れとしては、まず最初に高圧水による清掃を行い、漏水箇所Uカット後、導水パイプを埋め込み、湧水部には削孔して水抜き集水パイプを取り付け、ひび割れ注入後全体に劣化防止剤を吹き付け劣化の進行を抑制します。

 その後トンネルの既設目地に沿ってアーチ状の導水樋を設置し、最後に剥落防止用の樹脂ネットをフラットバーで等間隔に押さえアンカーボルトで固定して完了です。

 全ての作業は最終列車通過後から始発列車までの5時間で行い、鉄道輪を装着した軌陸併用のトラックに作業足場や機械を艤装して、踏切より進入レール上を移動して作業を行いました。列車の運行状況の確認や限られた時間内での作業は運転指令区と常に連絡を取りながら安全を確保しなければなりませんが、支障なく無事に完工し、発注者からも高い評価を得る事が出来ました。

担当:土木本部 関 尚彦