2013年7月アーカイブ

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 有限会社メディカルアイカイ様は、弊社とのおつきあいの長い海谷眼科様のグループ企業です。総合病院などで設けられている事業所内保育施設は、育児中の従業員向けの託児施設で、眼科医院単独での建築は静岡県内でも珍しい例とのこと。今回は代表取締役社長の海谷比呂子様に建設に至る経緯などのお話を伺いました。

 「現在の従業員の約8割が女性です。以前から育児休業明けに職場復帰したいという声があり、その声に応えたいという思いが託児所設置のきっかけです。」

 職場復帰したくても、子供を預ける施設がなく、なかなか思うようにならないという声は全国でも多く聞かれます。浜松市は待機児童の数が多く、特に育休明けの1才児が多いという統計があります。そのような状況を解決する手段として厚生労働省は事業所内保育施設の建設および運営を助成しています。今回はその助成金を一部活用しての建設です。

 「中村建設さんとは15年来のおつきあい。動きが良いという実績があるので今回も施工をお願いしました。子供たちが喜びそうな内装を提案して下さってとても喜んでいます。」と海谷様。

 保育所の運営は専門の企業に委託して行うとのこと。子供を預けられるという安心感は、仕事へのやりがいに繋がります。良い人材の確保という意味でも事業所内保育施設は今後重要な要素になってくるのではと感じました。

メディカルアイカイ託児所新築工事

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 本工事は以前に当社で施工をさせて頂いた海谷眼科様とのご縁で、中区助信町地内の関連会社、有限会社メディカルアイカイ様の敷地内に託児所を新築するという工事です。当現場は、海谷眼科様の職員様の為の託児施設となります。

 建物概要は、木造平屋建て、建築面積72.80㎡、延床面積71.14㎡。屋根は折板、外壁材にはガルバリウム鋼板を採用するなど、既存の建物と一体感のある外観となるようにしました。

201307_05-02.jpg 内部は、玄関を入るとすぐ、48.8㎡(約29.5帖)の保育室が広がります。窓は大きな開口をもち、採光を十分に得られる明るい空間となります。床材にはクッション性のあるフローリングを施工しており、万が一お子様が転んでしまった時でも、怪我を防ぐ安全性の高い製品を採用しました。幼児用トイレでは、手摺の位置などにも配慮した、幼児にも使いやすい、便器、手洗い、シャワーパンを採用しております。その為、託児所で働く職員さんも、お子様達にも過ごしやすい環境となると思います。

 当現場は、車の通りの多い道路に面している為、多くの人が現場を見ます。現場外に砂埃などが出ないよう、より一層の注意を心がけ、現場内も常に綺麗な状態であるよう、現場管理に努めています。  

 工事も終盤になりましたが、品質に対して高い意識をもち「中村建設に任せて良かった」と思って頂けるよう努め、無事故・無災害で完了できるよう、最後まで気を引き締めて頑張っていきます。

担当:住宅事業部 佐原  悠太

クレフ常盤外壁改修塗装替工事

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 当現場は、「クレフ常盤管理組合」様よりの発注で、いつもお世話になっているナイスコミュニティー(株)様が元請けとなり当社に発注頂いた工事です。

201307_04-02.jpg 工事概要としては鉄筋コンクリート造地上14階建て戸数42戸、築15年のマンションの外壁改修塗装替工事です。主な改修内容としては、コンクリート外壁等のクラック処理、外壁タイルの浮いている箇所の張り替え、各目地等のシーリングの打ち替え、バルコニー・ルーフバルコニーの防水、屋上の防水・セットバック斜壁の防水及びシングル葺き工事・外壁塗装の塗り替え工事となります。

   浜松市の中心である常盤町のマンションと言うことで、周囲は建物に囲まれている中での作業となるため、特に外部足場の組み立て・解体作業には細心の注意をはらい、第三者災害・墜落災害・落下物災害等の重大災害の発生につながることなく作業を終えることができました。

 ナイスコミュニティー(株)様の的確なご指導の下、各工程での検査をしていただきながら工事に携わった担当者として外壁が見事に再生できたと自負しております。

 最後に、居住者様のあたたかいご理解と各専門業者の卓越した技術がなければなしえなかった工事でありこの場をお借りし携わった全ての方々に御礼申し上げます。

担当:リフォーム本部 鈴木  宗和

東部幹線工事

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 現在東海地方では大型の地震が発生することが予想されています。当工事は今後大型の地震が発生しても破損しない地震に強い水道管を埋設する工事です。今私達が生活する中で水はなくてはならない非常に大切なものです。そのため、役割、重要性を強く感じながら現場を管理していきました。

 工期は平成24年9月12日から平成25年5月24日迄の約8カ月間で、工事場所が浜松市東区市野町、天王町地内の幹線道路及び住宅街の中での施工でした。工事の規模はΦ400mmの管を約1km、Φ50~Φ300mmまでの管を約450m、仕切弁設置27箇所、空気弁設置7箇所、消火栓設置1箇所、給水切替19箇所を施工し、管布設終了後は舗装復旧工事を施工しました。
 
 工事は監理技術者が杉山易弘、現場代理人が岡部竜典、工事係員が川崎欣之の3人で現場を管理しました。

 工事の流れとしては、11月から2班体制で管の布設を施工し、翌年の3月下旬には全ての管布設が終了しました。その後舗装の復旧工事を施工し、5月上旬には全ての工事が終了しました。

 本工事で使用した管はダクタイル鋳鉄管NS形と言い、この管は継手の部分で伸縮、屈曲し、さらに離脱防止の機能が付いています。また管自体の強度も強い為、地震発生時、地盤沈下等の変動が起こっても管の破損、管の継手の離脱を防ぐことができるため、地震に強い水道管として使用されております。

 私事ですが、公共工事の現場代理人として現場を担当したことや水道工事自体、全てが初めての経験であったため、様々な面で失敗し、学ぶことの多かった現場でした。ですが皆様方から様々な知恵をいただいたことで、幹線道路上の非常に交通量の激しい箇所での施工や住宅街の中での施工という条件でも無事故・無災害で大きな苦情等もなく、現場を完工することができました。

 最後に東部幹線その2工事に携わっていただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。

担当:土木工事部 岡部  竜典
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 本工事は、東日本大震災で発生した津波により崩壊した海岸堤防を復旧する為の仮締切及び消波ブロック復旧工事です。この海岸の災害復旧工事は全延長が5.3kmにもおよび、10工区に分かれて発注されています。今回は6工区と7工区を担当する事となりました。工事内容は大浜6工区:消波ブロック製作据付1990個・仮設道路750・既設堤防取壊750m、大浜7工区:消波ブロック製作据付2289個・仮設道路550mです。

201307_02-02.jpg 東北地方での工事の状況は、震災復旧工事が多く発注されています。材料は数量が多くなると入りにくい状況にありますので、どこの現場も工期を延長せざるをえない状況です。施工方法を検討し現場が早く完了するように、これからも努力していきたいと思います。現場管理において静岡県と異なるのは、丁張・出来形等の確認を社内検査員に確認して頂き、写真・出来形管理書類を提出しないと役所の方の段階確認を受けられないというところです。現場は海に面していますので、風と波が非常に強く風のある日に砂浜で測量をしていると、砂嵐のような状況であり、視準等をするのがとても困難になります。現在は、日中暖かくなってきて風も治まってきましたが、海から吹く風は非常に冷たくひんやりとしています。海岸での重機作業となりますので、法肩からの転落・風による重機の転倒が無いように日々天候を考慮して、引続き無事故で施工していきたいと思います。

 こちらに来て震度5弱の地震がありましたが、携帯からの警報や避難場所の指示があり、海へのアクセス道路は警察がきて道路を封鎖していました。幹線道路は渋滞していたので、車で避難する場合の避難ルートを決めておいた方がよいと思いました。また携帯電話での社員同士の連絡や会社への連絡はとれず、ショートメールのみ繋がる状態でしたので、各自の判断で避難しなければならず、最終的には自分の身は自分で守らなければいけないと思いました。日常生活での状況ですが、東北地方での生活・現場は初めての経験で、実際にこちらに来てみて冬はとても寒く朝が最低でマイナス6℃という日が何日もありました。車のドアが凍って開かなかったり、ウィンドウガラスが凍っていてお湯で溶かそうとすると、溶かした水がすぐに凍り始めた事もありました。雪が降り積もる事も数回あり、雪かきをして朝出勤した事や、雪の為に現場を中止した日もありました。現場事務所の寒さは静岡と変わりはないと思いますが、ファンヒーターは必需品です。また宿舎の防寒対策は、エアコン+ファンヒーターは必要で、灯油を週に1回程度買いに行かないといけません。ファンヒーターで部屋を暖めればそれほど寒くは感じませんが、換気には気を使って生活していました。

201307_02-03.jpg 東北での冬は初めての経験でしたが、今ではとても住みやすい場所だと感じています。東北の海は豊富な漁場があり、漁業に関わる人に限らずここで暮らすすべての人が復興を期待しています。海岸復旧工事は復興の第一歩であり、地域から待ち望まれている工事です。今回この工事に関わる事ができてうれしくもあり、地元の方の為に早く復興しなければならないという責任を感じています。社長、専務をはじめ多くの方々が激励に来て頂きましてありがとうございました。社員の方で東北に来られた際は、現場や震災の状況をみて頂けたらと思います。

担当:土木本部 松井 透

復興の第一歩 海岸復旧工事 下水道復旧工事

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201307_01-02.jpg 当現場は、太平洋側に面する漁港付近での下水道復旧工事です。

 工事は、既設の塩ビ管が地震のため、逆勾配になり、下水の自然流下に障害が発生しているスパンを既設の塩ビ管を撤去し、リブ管に置き換えて治すことでした。昨年のお盆前に試験掘削等の事前調査を終了し、十月から着手することになりました。この時点では作業場所にはがれきの山がありました。
      
 こちらでは、まず宿泊場所がなかなか見つかりません。住宅事情は相当に悪いです。七月頃より探して、確保できたのは十月からでした。それも、労務宿舎は現場から30分以上離れた山間です。「サルが出るから注意するように」と言われる場所でした。これでも確保できたのはラッキーでした。

 工事では、補助工法を施工し、ようやく本体工事にかかりました。地震によりマンホール自体も数十センチ持ち上がったところもありましたが、作業は下水管路復旧のみでした。管路は抵抗が小さいため、60cm以上浮き上がっていたところもありました。不慣れな作業内容でしたが無事に終了してきました。

201307_01-04.jpg201307_01-03.jpg 着手が遅れたことにより、東北の冬を体験しました。地元の人からは、「雪は積もったとしても少しで、年に一回あるかないか。」と聞いていたのに、今年は当たり年なのか、数回ありました。20センチほど積もったこともありました。この日は、舗装カッターを依頼してあったのですが、カッターラインを出すのに雪かきをしなくてはなりません。雪かきもかなりの量になるため後日に変更です。(初めて目にしました。白い小さな虫が飛んでいました。「雪虫」と言うらしいです。小さな白色の虫が飛んで、雪を知らせるらしいです。)

201307_01-05.jpg 現地に行く前まで、ニュースで災害状況を見ていましたが、実際に現地で見た災害の大きさ、復興作業の遅れなど、驚きでいっぱいでした。

 九か月近く行っていた間には、地震が頻繁にありました。震度三以下は、普通にあります。震度四が一度あり、このときは驚きました。また、津波警報が出されて現場から緊急避難をしたこともあります。雪の中での工事を経験したことなど、今までにない環境の中で作業し、復興作業の一つに携わることができ、子供に自慢が出来ました。

担当:土木本部 野中  信宏