復興の第一歩 海岸復旧工事 下水道復旧工事

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201307_01-02.jpg 当現場は、太平洋側に面する漁港付近での下水道復旧工事です。

 工事は、既設の塩ビ管が地震のため、逆勾配になり、下水の自然流下に障害が発生しているスパンを既設の塩ビ管を撤去し、リブ管に置き換えて治すことでした。昨年のお盆前に試験掘削等の事前調査を終了し、十月から着手することになりました。この時点では作業場所にはがれきの山がありました。
      
 こちらでは、まず宿泊場所がなかなか見つかりません。住宅事情は相当に悪いです。七月頃より探して、確保できたのは十月からでした。それも、労務宿舎は現場から30分以上離れた山間です。「サルが出るから注意するように」と言われる場所でした。これでも確保できたのはラッキーでした。

 工事では、補助工法を施工し、ようやく本体工事にかかりました。地震によりマンホール自体も数十センチ持ち上がったところもありましたが、作業は下水管路復旧のみでした。管路は抵抗が小さいため、60cm以上浮き上がっていたところもありました。不慣れな作業内容でしたが無事に終了してきました。

201307_01-04.jpg201307_01-03.jpg 着手が遅れたことにより、東北の冬を体験しました。地元の人からは、「雪は積もったとしても少しで、年に一回あるかないか。」と聞いていたのに、今年は当たり年なのか、数回ありました。20センチほど積もったこともありました。この日は、舗装カッターを依頼してあったのですが、カッターラインを出すのに雪かきをしなくてはなりません。雪かきもかなりの量になるため後日に変更です。(初めて目にしました。白い小さな虫が飛んでいました。「雪虫」と言うらしいです。小さな白色の虫が飛んで、雪を知らせるらしいです。)

201307_01-05.jpg 現地に行く前まで、ニュースで災害状況を見ていましたが、実際に現地で見た災害の大きさ、復興作業の遅れなど、驚きでいっぱいでした。

 九か月近く行っていた間には、地震が頻繁にありました。震度三以下は、普通にあります。震度四が一度あり、このときは驚きました。また、津波警報が出されて現場から緊急避難をしたこともあります。雪の中での工事を経験したことなど、今までにない環境の中で作業し、復興作業の一つに携わることができ、子供に自慢が出来ました。

担当:土木本部 野中  信宏