復興の第一歩 海岸復旧工事 海岸災害復旧工事

201307_02-01.jpg
 本工事は、東日本大震災で発生した津波により崩壊した海岸堤防を復旧する為の仮締切及び消波ブロック復旧工事です。この海岸の災害復旧工事は全延長が5.3kmにもおよび、10工区に分かれて発注されています。今回は6工区と7工区を担当する事となりました。工事内容は大浜6工区:消波ブロック製作据付1990個・仮設道路750・既設堤防取壊750m、大浜7工区:消波ブロック製作据付2289個・仮設道路550mです。

201307_02-02.jpg 東北地方での工事の状況は、震災復旧工事が多く発注されています。材料は数量が多くなると入りにくい状況にありますので、どこの現場も工期を延長せざるをえない状況です。施工方法を検討し現場が早く完了するように、これからも努力していきたいと思います。現場管理において静岡県と異なるのは、丁張・出来形等の確認を社内検査員に確認して頂き、写真・出来形管理書類を提出しないと役所の方の段階確認を受けられないというところです。現場は海に面していますので、風と波が非常に強く風のある日に砂浜で測量をしていると、砂嵐のような状況であり、視準等をするのがとても困難になります。現在は、日中暖かくなってきて風も治まってきましたが、海から吹く風は非常に冷たくひんやりとしています。海岸での重機作業となりますので、法肩からの転落・風による重機の転倒が無いように日々天候を考慮して、引続き無事故で施工していきたいと思います。

 こちらに来て震度5弱の地震がありましたが、携帯からの警報や避難場所の指示があり、海へのアクセス道路は警察がきて道路を封鎖していました。幹線道路は渋滞していたので、車で避難する場合の避難ルートを決めておいた方がよいと思いました。また携帯電話での社員同士の連絡や会社への連絡はとれず、ショートメールのみ繋がる状態でしたので、各自の判断で避難しなければならず、最終的には自分の身は自分で守らなければいけないと思いました。日常生活での状況ですが、東北地方での生活・現場は初めての経験で、実際にこちらに来てみて冬はとても寒く朝が最低でマイナス6℃という日が何日もありました。車のドアが凍って開かなかったり、ウィンドウガラスが凍っていてお湯で溶かそうとすると、溶かした水がすぐに凍り始めた事もありました。雪が降り積もる事も数回あり、雪かきをして朝出勤した事や、雪の為に現場を中止した日もありました。現場事務所の寒さは静岡と変わりはないと思いますが、ファンヒーターは必需品です。また宿舎の防寒対策は、エアコン+ファンヒーターは必要で、灯油を週に1回程度買いに行かないといけません。ファンヒーターで部屋を暖めればそれほど寒くは感じませんが、換気には気を使って生活していました。

201307_02-03.jpg 東北での冬は初めての経験でしたが、今ではとても住みやすい場所だと感じています。東北の海は豊富な漁場があり、漁業に関わる人に限らずここで暮らすすべての人が復興を期待しています。海岸復旧工事は復興の第一歩であり、地域から待ち望まれている工事です。今回この工事に関わる事ができてうれしくもあり、地元の方の為に早く復興しなければならないという責任を感じています。社長、専務をはじめ多くの方々が激励に来て頂きましてありがとうございました。社員の方で東北に来られた際は、現場や震災の状況をみて頂けたらと思います。

担当:土木本部 松井 透