2013年12月アーカイブ

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 当現場の工事場所は浜松市北区都田町字郷ヶ平14ー2他24筆で、既存の九重荘の増改築工事となります。

 工事概要は、1・2階が特別養護老人ホーム60床(10床ユニットケア・6ユニット)、3階が養護老人ホーム50床の計110床の壁式RC造3階建て、延べ床面積5,200㎡の施設を増築したのち、既存九重荘から引越し、その後既存建物の改修を行う工事です。

201310_04-02.jpg 増築部分の外壁面は外断熱を採用し、室内空調を逃がさないように配慮されています。バルコニーの手すりには、木目調のルーバー手すりを使用して、建物の印象を引き締めています。室内は九重荘様の要望である『和モダン』というキーワードから、各所に木目を使用して、和のテイストを取り入れながら暖かみのある空間となっています。

 昨年6月26日に起工式を行い7月10日から着手して、工期はタイトでしたが遅れること無く、増築部分は平成25年3月22日に無事引渡しとなりました。この後既存部分の改修工事に着手し、こちらは施設が運営している中での作業で、一般の方が見えるようになり、気を使う場面が多くなりました。お施主様と打ち合わせを重ねて工事を進め、平成25年9月20日に全体の引渡しとなりました。期間中は浜松市の遺跡調査も行われ、工事のできない日もありましたが、保存作業に協力しながら施工を進めてきました。

 1年2か月という長い期間の工事を終え、携わった皆様の御協力により、無事故無災害で引渡しを迎えられたことをこの場を借りて御礼申し上げます。

担当:建築本部 桑山 知
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 現場における熱中症対策について、私は以前から疑問を持っていました。それは、熱中症対策がいつも熱中症対策用品(塩飴、日よけ、冷却スプレーなど)を買い揃えて配布するという変わり映えのないものだということです。私は現場の特色にあった熱中症対策を検討しました。現場は袋井バイパス本線上です。陽射しを遮るものがなく、舗装からの照り返し・輻射熱が強烈な中での作業となります。現場の特徴は、本線上で地域住民への影響が少なく、規制帯の中での作業なので交通への支障がないことです。そこで、熱中症が集中して発生する時期でのサマータイム(6時~15時)導入を検討しました。しかし、発注者、下請け業者ともに実施に対して消極的でした。前例がないこと、住民からの苦情が予測されることなどが問題となりました。しかし、サマータイム実施に当現場がいかに適しているか何度も説明し、ようやく理解を得ることができ、実施にこぎつけました。

201310_03-03.jpg 当初から懸念されていた苦情もなく、熱中症患者を出すことなくサマータイムを終えることができました。発注者からも高く評価していただきました。作業員もサマータイム開始当初は戸惑っていましたが、慣れてくると涼しいうちに作業ができ効率が上がり、暑くて体がきつくなってくる前に作業を終えることができると好評を得ました。また、職員も現場作業が終わった後に書類作成時間を取ることができ、時間を有効利用できました。

 最後に、例年を大きく上回る熱中症発症者が報告されたなか、当現場は無事故・無災害を継続できています。工事終了まで気を抜くことなく、高い評価を頂けるように努力していきたいと思います。

担当:土木本部 宮澤 正人

二級河川東神田川 下部工事

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201310_02-01.jpg 当現場は浜松市西区神ヶ谷町にある二級河川東神田川の河川改修工事で、昨年以前から続く改修工事の続きとなっており、今回は山乃神橋の川幅拡幅に伴う橋梁・護岸の改修工事です。昨今の局所的な大雨の多発による浸水被害の軽減を図る河川整備・維持管理を目的としています。

 工期は平成25年1月24日から9月31日までで、山乃神橋橋台1基、右岸護岸工32mの工事となります。

 この河川の特色として、雨が降ると上流側にある自衛隊浜松基地からの放流も重なり短時間で水位が1m程上昇してしまうため、河川の切回し計画を念密に行いました。河川工事を担当することが初めての経験であったため、何に気をつけなければならないのかなど多くの面で失敗をしてしまい、学ぶことの多い現場でした。

201310_02-02.jpg 現在は、全ての工事がほぼ終了し、残すところは場内整備となっております。工事施工期間が河川の出水期ということもあり、水害が懸念される中で無事故・無災害で現場を終えることができました。この工事に携わった皆様の御協力により、無事に迎えられたことに深く感謝申し上げます。(監理技術者 山下喜仁、現場代理人 竹内陽介)


担当:土木本部 竹内 陽介

村井牧場工事

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 当現場のお施主様である、村井時雄様は滝沢、浜松に牧場を持ち、今回施工した掛川で3つ目の牧場になります。

 約1万㎡の敷地の造成は中村建設の土木部によりH24年11月に着工しました。粘土質の地盤という悪条件のなか、2万5千㎡の切土、5千㎡の盛土工は造成を担当した大村さん、職人さんも苦労したと思います。4か月後のH25年3月に建築工事の着工。造成と建築の同時進行になり、日々の打合せは欠かせませんでした。

 敷地内には牛舎棟のほか、飼料倉庫、堆肥舎棟、発酵機が施工されています。牛舎棟の内部は120頭分の牛の寝所のほか、給餌通路、搾乳室、ミルク貯蔵室、データ管理室、除糞通路があります。牛床を仕切る柵の固定方法や、土間の打設順序に留意して施工しました。

201310_01-02.jpg 当牧場で一番興味をもったのは、除糞、給餌、搾乳等の牛を管理する作業がすべて自動で行うことができるということです。飼料倉庫から給餌通路まで自動で餌をまき、スクレーパーが自動で除糞をし、搾乳機が牛の乳を検出して自動で搾乳します。また、糞尿は発酵させることで無駄がなく、牛一頭一頭の搾乳状態や健康状態はコンピュータにて管理しています。このようにオートメーション化された牧場は希少なようです。別途工事ではありましたが、施工打合せや初めて見る設備はとても勉強になりました。

 設計・監理をしていただいた城所設計はもちろん、当工事に関わった協力業者の皆様のおかげで工事を完了させることができ、心から感謝しています。

担当:建築本部 横山 進也