2014年2月アーカイブ

浜松市立入野小学校校舎大規模改造工事

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 当作業所は浜松市立入野小学校の南校舎の大規模改造工事で、浜松市の発注の工事となります。工事概要は、RC造2階建、延床面積1106.09㎡となります。

 工事内容として、外装改修工事(外壁の仕上モルタルの浮き、クラック、爆裂の補修)、建具改修工事(南面のアルミサッシの取替)、屋上防水改修工事、内装改修工事(床、天井を解体し新設)、外構工事及び開放渡り廊下改修工事となっています。契約工期として、平成25年6月28日から平成26年1月31日となっていますが、仮校舎を設置し引越しを行ってからの着工ということで、実際は8月のお盆明けより工事を開始しております。

 児童の通学路と工事車輌の進入路が校門部分で交差するという条件のため、朝の登校時間、帰りの下校時間は車輌の出入にかなり気を使い作業をしています。

 当初建物部(昭和33年)と増築部(昭和47年)があり、解体工事を行い、仕上材を撤去してみると、かなり補修が必要な構造体でした。施工前調査を行ったところ、外壁のモルタルの浮き、爆裂が当初設計より多く、補修が必要な場所が見つかったりと、設計図通りにはいかない所も多く、監理者及び市役所の担当監督員の方と協議を重ねながら工事を進めてきました。

 現在は内装、外装共に仕上工事を行っているところです。年内に外部足場の解体を行い、平成26年1月末の工事完了にむけて作業を進めていきます。当社の中でも南校舎で授業を受けたという方や協力業者さんでも子供が通っていたという話も聞いていますので、最後まで事故なく少しでも安全で使いやすい校舎となるように協力業者さんと一緒に竣工を迎えたいと思います。

担当:建築本部 清水 隆征
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 当現場は、愛知県内に61店舗を事業展開されている(株)フィールホールディングス様より発注をいただいた工事です。工事場所は名古屋市天白区井口1丁目地内、地下鉄植田駅より徒歩3分程の場所です。

201402_03-02.jpg 工事概要は、鉄骨造地上2建一部塔屋、建築面積2429.29㎡ 延床面積4971.44㎡の物品販売店舗で、1階が駐車場2階が売り場となります。当社では安城店に続き2店舗目の受注です。今回の担当は山田、平手、川島の3名で施工管理を行い、安城店の担当者でもあった平手を中心として、事業主様のご要望、施工方法などを踏まえながら満足していただけるよう施工管理に努めています。平成25年7月より着工し12月中旬のオープンに向けて、現在は協力業者の皆さんが毎日120名程で工事を行っている状況です。

 周辺は静かな住宅街であり、マンション、住宅が建ち並んでいます。そのためご近隣の皆様には工事中何かとご迷惑をかけてしまいます。搬入時間、経路の計画、低騒音工法の採用を行いながら無駄のない工程計画を充分に行っています。

 安全面では敷地に余裕がなく、重機が入る場所がないため、道路を使用しての作業が頻繁にあり、第三者災害に注意して工事を進めています。

 設計監理者様、協力業者の皆様など、日々様々なアドバイスをいただきながら、事業主様の高い品質要求に対応し、期待に沿うよう無事竣工を迎えたいと思います。

担当:建築グループ 山田 一之

防潮堤試験施工その2

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201402_02-02.jpg 本工事は浜松市沿岸の津波対策施設としての防潮堤を、天竜川西岸から浜名湖今切口までの約17.5kmの区間に整備する事業の一環として、初年度にあたり試験施工として発注されたものです。この事業の大きな特徴でもあるCSGと呼ばれる工法ですが、セメントと水そして天竜区の阿蔵山より運搬した土砂を混合したものを30cmの厚さで敷き均し、転圧して層状の台形に積上げ、防潮堤の核の部分にします。地中への根入れ部を在来土で埋め戻し、核であるCSGの側面を勾配を緩和して盛土後、法面の表面を植林のため購入土で覆土する構造となります。施工場所は中田島の凧揚げ会場の西側500mに位置し、施工幅40m、延長550mの施工規模です。本件は大手の前田建設工業と地元の林工組、中村建設の三社JVでの受注となっています。

201402_02-03.jpg 工事の進捗状況としては盆明けの地盤調査後、掘削工、置換工と並行して、阿蔵山採取土砂による材料試験、室内配合試験と、実機(CSG製造・施工機械)を使った試験施工によりCSGのスペックを決めて行きますが、12月中旬には決定されたスペックによりCSG本体の施工に移ります。また8月に発表された第4次被害想定では、当現場付近でのレベル2における津波の想定高さとして標高15mが示されましたが、この想定に対応すべく防潮堤の高さを15mに上げ、設計強度も引き上げられる予定です。今後の事業の本格化に向け、施工体制が確立出来るよう努力したいと思います。

担当:土木本部 関 尚彦

浜松城天守門整備工事

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 当現場は、浜松市公園課で発注された木造新築工事です。天守閣のすぐ西側の位置に建設し、浜松地域や近隣の方などから注目される工事だと思いながら施工を進めています。


◆石垣に優しい工法

 一般的に石垣上に城郭建物を復元する場合、建物基礎の強度を保障するため、既存の石垣を一旦下まで解体して補強しながら積み直すことが多いといわれます。しかし、浜松城のような荒々しい野面積みの石垣を元と同じような形に積み直すことは不可能に近いといえます。

 また、石垣の裏側からコンクリートで固めるという方法もありますが、この場合は背後の裏込め石を破壊し、石垣本来の排水機能や価値を損なうことになります。

 天守門では両側の土塁の中に直径1mの杭を1本ずつ設置することで、現在の石垣へ手をつけずに建物を建てることを可能にしました。この杭は深礎工法と呼ばれる方法で掘削されました。

 深礎工法は、杭孔を人力で掘削するため、杭打ちに必要な大型の掘削機械を石垣上に乗せずに施工でき、石垣に与える振動や圧力がほとんどありません。さらに掘削にベントナイト(掘削用の泥水)などを使用しないため、裏込め石や石垣から掘削液がしみ出す恐れもありません。まさに城郭の石垣に最も優しい杭工法といえるでしょう。


201402_01-02.jpg◆地元産木材の乾燥

 天守門に使われている杉・檜・松は、すべて浜松市産材です。特に太い冠木(正面の梁材)や門柱は、天竜区の神妻、横山町などで伐採され、その場所で二ヶ月ほど葉枯らしをしてから運び出されました。葉枯らしとは、日本で伝統的に行われてきた木材乾燥の手法です。  
 
  伐り倒した木の枝をしばらく落とさないでおくことで、木材内部の水分を葉から蒸散させて、自然に木を乾燥させることができます。現代では機械による木材乾燥が普及したため一般に行われませんが、葉枯らしによって自然な乾燥収縮ができます。

担当:建築本部 松下 誠