防潮堤試験施工その2

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201402_02-02.jpg 本工事は浜松市沿岸の津波対策施設としての防潮堤を、天竜川西岸から浜名湖今切口までの約17.5kmの区間に整備する事業の一環として、初年度にあたり試験施工として発注されたものです。この事業の大きな特徴でもあるCSGと呼ばれる工法ですが、セメントと水そして天竜区の阿蔵山より運搬した土砂を混合したものを30cmの厚さで敷き均し、転圧して層状の台形に積上げ、防潮堤の核の部分にします。地中への根入れ部を在来土で埋め戻し、核であるCSGの側面を勾配を緩和して盛土後、法面の表面を植林のため購入土で覆土する構造となります。施工場所は中田島の凧揚げ会場の西側500mに位置し、施工幅40m、延長550mの施工規模です。本件は大手の前田建設工業と地元の林工組、中村建設の三社JVでの受注となっています。

201402_02-03.jpg 工事の進捗状況としては盆明けの地盤調査後、掘削工、置換工と並行して、阿蔵山採取土砂による材料試験、室内配合試験と、実機(CSG製造・施工機械)を使った試験施工によりCSGのスペックを決めて行きますが、12月中旬には決定されたスペックによりCSG本体の施工に移ります。また8月に発表された第4次被害想定では、当現場付近でのレベル2における津波の想定高さとして標高15mが示されましたが、この想定に対応すべく防潮堤の高さを15mに上げ、設計強度も引き上げられる予定です。今後の事業の本格化に向け、施工体制が確立出来るよう努力したいと思います。

担当:土木本部 関 尚彦