国道1号袋井バイパス床版工事

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 工事は、国土交通省により発注された国道1号袋井バイパスの4車線化に伴う床版工事です。この事業の目的は、交通量の増大に対する渋滞の緩和と、物流交通の円滑化・西遠都市圏の連携促進であり、さらには交通事故の削減が整備の効果につながります。

 今回の施工区間は、高架橋の鉄筋コンクリート製床版3300㎡、延長400mです。床版工は重要構造物に指定されており、日々数万台の荷重を受ける過酷な環境にあり、品質が性能を大きく左右します。その品質を根本に、次に掲げる3項目を工夫事項とし、品質向上の創意を凝らしました。

201411_03-02.jpg まず、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の活用です。これは、国土交通省が試行している3次元モデルの活用で、問題点を事前に絞り出し、品質出来形に役立てるというものです。次に、コンクリートの永遠の課題である、ひび割れ抑制対策の実施です。最後に、将来の担い手を確保し、土木技術を受け継ぐ意味を込めた、高校生に対する現場見学会の実施です。今回の工事では、これらをすべて成功させることができ、満足する品質に仕上げ、社会への貢献もできたと考えています。

 インフラの長寿命化が進む中、既設構造物の維持管理に加え、新設構造物の品質を向上させ、予防保全とする工夫は非常に大切で、それが新たな技術力の向上にもつながると考えます。

 最後に、無事工事が完了したこと、御協力頂いた皆様に感謝申し上げます。

担当:土木本部 熊谷  真孝