段子川排水路補修

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 当工事は、東名高速道路を跨ぐ高架橋のはく落防止工事です。東名高速道路が開通してから50年、当時三方原台地を流れていた段子川の水路確保のため、初生町のこの地に高架水路橋を建設したそうです。以降何回かの補修の後、現在の状態に引き継がれてきましたが、工事着手前には側道から容易に確認出来るほど、断面欠損が進行していました。

 はく落防止工事では、断面修復・ひび割れ注入の後、繊維シート接着を行います。いずれの工程でも、高所作業車の稼動が必要で、橋梁中央部分では車線規制が必要となります。東名高速道路の車線規制には、練度の高い技能が必要なので、毎年実施される東名集中工事期間に合わせて、車線規制が行われた中で施工しました。東名集中工事は例年土・日・祭日を除く2週間の24時間連続作業です。年間を通じて降雨日の少ない10月に実施されてきました。限られた期間で工事終了するために、上り・下り同時進行の連続作業を計画して工事に臨みました。本年度からの取り組みとして、上り線の朝通勤時間は2車線開放するために、搬入資材を毎朝全て撤収する必要があり、協力会社のパブリック技建さんに大変お世話になりました。

 繊維シート接着工法は、天気の制限を受ける工程があり、今年の前半(10/20~10/24)は降雨時間帯が多く、工程の進捗に大変心配しました。加えて第二東名の事故通行止の影響による交通渋滞緩和の為、下り線の緊急開放指示もあり、全く余裕のない工程の中、発注者(静岡県西部農林事務所)の御協力もあり、ぎりぎりで終える事ができました。後半(10/27~10/31)は好天に恵まれ、最終予備日を残したまま、予定以上の施工数量を無事完了することができました。

 東名高速上の工事は交通事故のリスクが大きく、一度事故が起こると重大事故に繋がりかねません。車線規制した開放路線は50km規制が表示されてはいますが、100km以上のスピードで通過する一般車両に何度も遭遇し、接触事故の防止と、工事車両の出入りに慎重さが求められる事を改めて痛感しました。

 関係者皆様の御協力をもちまして、無事故でかつ工事期間が短縮出来た事に厚くお礼申し上げます。

担当:土木本部 古山 周市