2017年11月アーカイブ

矢田管更正工事

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20171105_03-02.jpg 本工事は、名古屋ドーム(名古屋市東区付近)での下水道工事【管更生】となります。

 全国の下水道管は、耐用年数50年以上を経過する管路が年々増加しています。それを放置すれば、下水管が壊れ使用できなくなります。それが漏水に繋がり、最悪の場合、道路陥没という大事故が発生する可能性もあります。そのため、既設管を新管と同等以上に復活させる【管更生】というメンテナンス工事が必要不可欠となります。

 管更生工事の概要は、現在使用中の古い下水管の内側に、新しい下水管を造る(非開削)いうものです。管更生後は、水の流れやすさの数値が向上するため、元々の管より性能が上がるようになっています。

 今回は、【3Sセグメント工法】を施工しています。この工法は、硬質塩化ビニルにより成形したセグメント材一つ一つを円形に組み立て、新しい管が造られます。組み立て完了後は、古い管と新管との間に隙間ができるので、その隙間にセメント充填を行い一体化させれば施工完了となります。その作業は、すべて下水管φ800㎜の中で行われます。この管径は、人が管内で作業可能な最小限の大きさです。管内では、常に四つん這いで頭は上げられない状態です。また、下水管内は酸素欠乏や中毒ガスが発生している可能性があります。雨天などの増水で流される可能性もあります。一瞬で命を落としかねない非常に危険で過酷な作業環境です。これらは、目に見えないため事前確認の徹底等による安全管理が不可欠となります。

 工事は、順調に進んでおり完成目前の状況です。今後も工法知識を深めつつ、日々の安全・施工管理を徹底し工事を完成させたいと思います。

担当:土木部 山内 良介

ル・シェモア宮本町新築工事

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 本工事は、セキスイハイム東海株式会社様発注の分譲マンションです。株式会社アビリティーとのJV工事で、10月22日に引渡しの物件です。

20171105_02-02.jpg 建物概要は、建築面積499.76㎡、延べ床面積1758.64㎡、RC造5階建て1フロア4戸の計20戸です。JR東海道線静岡駅より徒歩15分、東名静岡ICより車で10分程の閑静な住宅街に立地しており、治安も良く、防犯設備もしっかりとした建物になっています。

 平成28年10月より工事を行い、約1年の工期を終えようとしています。一方通行の細い道路に囲まれていることや、現場内が狭いことで、搬入・搬出の調整、現場の資材の整理に非常に苦労しました。さらに住宅街ということもあり、日曜・祭日の作業の禁止や時間の制限もあり、なかなか思うように工程が進まないこともありました。しかし、各業者の皆様の協力もあり、大きな事故もなく安全に工事を進めてこられたことは、非常に良かったと思います。

 マンションの工事、JV、ボイドスラブという工法等、私にとって新たに多くの経験ができた現場でした。そして地元静岡市で、仕事が出来たこともとても良かったことのひとつでした。入社して4年目ですが、まだまだ分からないことも多いです。ここでの経験を次回も活かしていけるように努力していきたいです。

担当:建築本部 殿岡 亮太
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■地域の人に愛される施設を

 「引佐みやまの里」の名称は周辺の住民の方々からの公募によるものです。48の名称が寄せられ、元々この地域を深山(みやま)と呼んでいるところから親しまれる名前が選ばれ、開所式で発表されました。

■だんらんホールを設けた理由

 5階部分の「だんらんホール」とミーティングルームは峰野施設長の発案で誕生しました。
   「周辺の喫茶店やお店がだんだんなくなっていく状況の中で、少しでもこの場所に留まってもらえる施設を造れば、方廣寺を訪れる観光客だけでなく、ご近所の皆様にも喜んでもらえるのではないかと考えました。」

 引佐みやまの里の建つ敷地は奥山方廣寺門前通りの南側で10メートル下がった場所にあり、計画の段階で建物の屋上が門前通りとほぼ同じ高さになることがわかりました。そこで、門前通りからも施設へ入ることができる「空中通路」を設けて屋上ホールと繋げ、オープンなフリースペースとして利用できるように設計されました。方廣寺の三重の塔を眺めながら、春は桜、秋は紅葉を愛でることができる開放的な場所としてコーヒーや地元の名産品が味わえるようなサービスも計画中とのこと。また、ミーティングルームは地域の人が会合などで利用することもできます。

■個室は全室南向き

 昨今の施設では収容スペースの関係で1フロアをいくつかに区切るユニット型個室が多い中、引佐みやまの里は全室が南向きに造られています。日当たり、風通しの良い快適な個室となっています。

 「引佐地域での実績物件が多い中村建設さんは信頼感が大きく、安心して施工を任せられました。また担当者の方もそれに応えていただいたと思います」と話してくれました。

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 当工事は、社会福祉法人奥山老人ホーム 理事長 巨島泰雄様(臨済宗大本山「方廣寺」宗務総長)より発注いただいた、特別養護老人ホームの建設工事です。場所は、北区引佐町奥山、方廣寺・半僧坊への入口鳥居の南側です。昨年9月末に着手し、本年8月17日に引渡し、29日竣工式を行い、9月1日より運営開始となりました。

20171105_01-02.jpg 建物はRC造5階建て、ショート10床・特養70床の施設です。全室個室、南向きの特養は他の施設には無い設計です。5階は地域開放を目的とした「だんらんホール・会議室」を擁し、北側の門前通りから空中通路を渡って、地域の皆様が気軽に利用できる施設を併用しているのが特徴です。外観も落ち着きある色調と瓦屋根が融和され、廻りに溶け込む建物です。また、緑の山々に囲まれ、春は桜と方廣寺の三重の塔のコラボレーション、秋には紅葉が絶景です。屋上で入所者、地域の皆様がお花見を楽しんでもらえたら幸いです。地域の皆様に愛され、笑顔と真心でサービスを提供する施設を目指すことを理念とした建設工事に関われたことを誇りに思います。

 工事に当たっては、岩盤に伴う掘削工事、敷地状況に伴う搬出入計画、空中通路の施工等苦慮した点は多々ありましたが、奥山老人ホームの皆様、近隣住民の皆様、設計監理・中川猛一級建築士事務所、各協力業者の方々のご協力により、笑顔で喜んでいただける建物が完成できたと思います。誠にありがとうございました。

担当:建築本部 落合 政友