矢田管更正工事

20171105_03-01.jpg
20171105_03-02.jpg 本工事は、名古屋ドーム(名古屋市東区付近)での下水道工事【管更生】となります。

 全国の下水道管は、耐用年数50年以上を経過する管路が年々増加しています。それを放置すれば、下水管が壊れ使用できなくなります。それが漏水に繋がり、最悪の場合、道路陥没という大事故が発生する可能性もあります。そのため、既設管を新管と同等以上に復活させる【管更生】というメンテナンス工事が必要不可欠となります。

 管更生工事の概要は、現在使用中の古い下水管の内側に、新しい下水管を造る(非開削)いうものです。管更生後は、水の流れやすさの数値が向上するため、元々の管より性能が上がるようになっています。

 今回は、【3Sセグメント工法】を施工しています。この工法は、硬質塩化ビニルにより成形したセグメント材一つ一つを円形に組み立て、新しい管が造られます。組み立て完了後は、古い管と新管との間に隙間ができるので、その隙間にセメント充填を行い一体化させれば施工完了となります。その作業は、すべて下水管φ800㎜の中で行われます。この管径は、人が管内で作業可能な最小限の大きさです。管内では、常に四つん這いで頭は上げられない状態です。また、下水管内は酸素欠乏や中毒ガスが発生している可能性があります。雨天などの増水で流される可能性もあります。一瞬で命を落としかねない非常に危険で過酷な作業環境です。これらは、目に見えないため事前確認の徹底等による安全管理が不可欠となります。

 工事は、順調に進んでおり完成目前の状況です。今後も工法知識を深めつつ、日々の安全・施工管理を徹底し工事を完成させたいと思います。

担当:土木部 山内 良介