浜松五島海岸災害復旧工事(離岸堤工)


20191110_05-01.jpg 本工事は、昨年の台風21号で被災した浜松五島海岸離岸堤の災害復旧工事です。

 離岸堤は、沖合いに海岸線と平行に作られる構造物です。その効果は2つあり1つは、波を消す機能、あるいは波の勢いを弱める機能で陸上部への波の侵入を食い止める効果があります。2つめは、海岸の砂が波で沖にとられるのを防ぎ、背後に砂をためる効果があります。

 施工対象である離岸堤は、消波ブロックにより築造されているため、本工事では新居の浜名港にて32t型テトラポッドを173個製作し、起重機船にて海上運搬実施後、既設の離岸堤の上に海上からブロックを据付、かさ上げする方法で工事を行いました。

 本工事は、海上作業であるため天候、海象の把握が重要となります。施工日の早朝、海象を確認したとしても、施工直前は海象が悪化し作業中止ということもありました。そのような工事であるため、工程管理が非常に難しい工事でありましたが、無事に工事を竣工することができました。

 また工事期間中である7/13、7/14に浜名湖ミナトリング2019が消波ブロック製作場所の浜名港で開催されたため、本工事も参加・協力しました。中村建設としてはテトラポッドへのお絵描き体験、地元高校生によるテトラポッドへのペイントアートの製作展示等を実施しました。2日間で1000人以上が来場し、新聞記事にも掲載され、大好評でした。

 私は最初、離岸堤について詳しく知りませんでした。施工していくうちに機能や日常生活での大切さが分かりました。今後時間はかかりますが施工した消波堤で砂浜が回復するのが楽しみです。

担当:土木本部 福田 和世