2021年1月アーカイブ

高橋邸改修工事

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20210123_04-02.jpg 当物件は、重量鉄骨物件を購入されたお客様が、浜松で重量鉄骨造住宅なら中村建設ということでお問い合わせをいただき受注した物件で、元施工は当社ではありませんが、当社が得意とする重量鉄骨造のリフォームです。

 重量鉄骨造の特性を活かし、間仕切り壁を外したり、水廻りを交換したりとリフォームとしては大がかりな工事となりました。良いところは残し、劣化している部分は取り替えるということになります。

 躯体である鉄骨においては、錆止め塗装などの補修を行う程度で十分な状態でした。

 お施主様に一番求められた部分は、外壁のシーリングです。過去に住まわれていた方が何度か防水改修をしていた痕跡がありました。というのも、当時雨漏りをしていたからです。

 現在は雨漏りしていませんでしたが、これから住まわれるお客様としては防水性が大変重要なポイントという事で、外部足場を掛けた際には目地部分や屋上ドレンなど隅々までチェックを行いました。

 住宅産業市場では空き家問題も抱えており、今後リフォーム工事が増えていくと思われます。我々もゼネコンの技術者として、一般工務店では困難な物件の施工や、お客様に喜ばれる提案を行っていきたいと思います。

担当:住宅事業部 加茂 潤之

北陸新幹線・柿原トンネル整備工事を終えて

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 北陸新幹線は、現在金沢から敦賀間125kmが建設中で、2023年春に開業予定です。柿原トンエル整備工事は、前田建設工業株式会社を中心に3社JVにて構成されており、2018年3月より2020年11月までの2年9か月間の長期にわたり、1次協力業者として従事しました。

20210123_03-02.jpg 主に、トンネル掘削後の底版部分の鉄筋コンクリート工事(インバート)側面からアーチ部分の鉄筋工事(アーチ鉄筋)トンネル出入口にて、新幹線が高速走行するため空気圧で爆発音の発生を抑制するための穴が開いたBOXカルバート(緩衝工)を施工しました。

 乗込み当時、記録的な大雪にて現場確認が出来ず、社内でもトンネル工事を施工した経験が少なく、不安しかありませんでした。

 元々福井県内は慢性的な人手不足もあり、各地の協力業者に出張して頂き、途中、不休労災こそありましたが、最盛期には100人を超す職人さんが集まり多工種工事を施工しました。須山典昭さんが緩衝工を施工管理し、本社からは若手社員の協力もありました。

 今年10月に前田建設関西支店様より安全功労賞を頂けたのは、関係した方々のよい人間関係があったからだと痛感しています。大変ありがとうございました。

 今後もコミュニケーションを大切にし、次の現場でも無事故・無災害を目指したいと思います。

担当:名古屋支店 稲垣 宗治

竜洋海岸離岸堤嵩下げ工事

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 本工事は、竜洋海岸に設置された離岸堤という海岸の構造物を一部撤去する工事です。離岸堤とは波等により砂浜が浸食されるのを防ぐ効果と、砂の堆積を促す効果を持った海岸保安施設です。

 今回施工対象の3号離岸堤は設置されてから30年以上経過しており、既に十分な砂浜が形成されています。本工事ではこの離岸堤の一部を撤去するのですが、将来的には他の浸食されている海岸へ移動させ、その海岸の浸食を防ぐことが目的です。

 施工対象である3号離岸堤は、25t級の消波ブロックで築造されており、この内全体の約3分の2の170個を撤去しました。

 施工手順としては敷鉄板を使用して仮設道路、クレーン組立ヤードの造成を行い、消波ブロック撤去のために90t級クローラクレーンと350t級クローラクレーンを組み立てました。撤去では潜水士による玉掛作業でブロックを一個ずつ慎重に撤去していき、撤去後はトレーラーにて指定の場所まで運搬、仮置きしました。

 海岸での作業になるため波浪、風等の影響を大きく受けます。当初の施工時期は夏場等の台風の影響を受けやすい時期でしたが、施工時期を10月後半にし、影響の受けにくい時期を選定しました。また、消波ブロックは波等により損傷している物が多くみられ、作業中に破損する危険性もありました。そのため、吊り作業を慎重に行う他ワイヤー等の日常点検等、基本的事項を徹底しました。幸い天候による影響を受けることもなく、無事故無災害で無事に工事を終えることができました。

 釣りが趣味の私ですが、学生の頃は気にも留めていなかった離岸堤が、海岸浸食防止の面でとても重要な役割をしていることを実感し、公共施設の重要性を改めて感じました。

 公共工事に携われる事に誇りを持ちこれからも仕事を頑張っていきます。

担当:土木本部 杉山 蓮

馬込川浚渫工事

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 近年、突発的な豪雨や台風等で各地で河川の氾濫、家屋の浸水等の被害が多発しています。本工事は浚渫(しゅんせつ)と言い、川底に溜まった土砂を取り除くことで、大雨等による増水時、河川の水位上昇を抑制し、河川の氾濫、家屋の浸水等を防止することを目的とした洪水対策の工事です。

 本工事の施工対象は2級河川馬込川であり、その内、遠州灘河口から約2kmの南区江之島町の場所にて約15000㎡メートル程度浚渫を行いました。

 馬込川は河川の幅が場所によって80m程度あり、通常の掘削機械では近付くことができません。そのため本工事では組立式のバックホウ台船にて浚渫し、組立式の土運搬船にて浚渫作業を行いました。

 工事を行う上での大きな課題として、工事範囲が全て水上、水中であったため、施工場所に容易に近付けない、見えない等の問題があり、普段陸上工事で行う施工管理の手法を使うことができない点がありました。

 課題に対して、中村建設では初めての取り組みである河川浚渫工のICT技術を採用しました。採用した結果、日々の測量作業が簡素化され、浚渫箇所の見える化をすることができ、工事をスムーズに進めることができました。

 河川浚渫工のICT技術活用事例は全国的に実例が少なく、私自身も3次元設計データの作成から施工、出来形管理の出力まで本工事で初めて行いました。非常にいい経験となり、これからの現場管理の手法について視野が広まったように感じています。

 発注者である浜松土木事務所様からも高評価をいただき、工事も無事終えることができました。これも本工事に携わっていただいた協力業者、関係者の方の協力あってのことだと感じています。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

担当:土木本部 岡部 竜典