馬込川浚渫工事

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 近年、突発的な豪雨や台風等で各地で河川の氾濫、家屋の浸水等の被害が多発しています。本工事は浚渫(しゅんせつ)と言い、川底に溜まった土砂を取り除くことで、大雨等による増水時、河川の水位上昇を抑制し、河川の氾濫、家屋の浸水等を防止することを目的とした洪水対策の工事です。

 本工事の施工対象は2級河川馬込川であり、その内、遠州灘河口から約2kmの南区江之島町の場所にて約15000㎡メートル程度浚渫を行いました。

 馬込川は河川の幅が場所によって80m程度あり、通常の掘削機械では近付くことができません。そのため本工事では組立式のバックホウ台船にて浚渫し、組立式の土運搬船にて浚渫作業を行いました。

 工事を行う上での大きな課題として、工事範囲が全て水上、水中であったため、施工場所に容易に近付けない、見えない等の問題があり、普段陸上工事で行う施工管理の手法を使うことができない点がありました。

 課題に対して、中村建設では初めての取り組みである河川浚渫工のICT技術を採用しました。採用した結果、日々の測量作業が簡素化され、浚渫箇所の見える化をすることができ、工事をスムーズに進めることができました。

 河川浚渫工のICT技術活用事例は全国的に実例が少なく、私自身も3次元設計データの作成から施工、出来形管理の出力まで本工事で初めて行いました。非常にいい経験となり、これからの現場管理の手法について視野が広まったように感じています。

 発注者である浜松土木事務所様からも高評価をいただき、工事も無事終えることができました。これも本工事に携わっていただいた協力業者、関係者の方の協力あってのことだと感じています。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

担当:土木本部 岡部 竜典