工事名 | 令和2年度道路維持修繕国交付金事業(防災・安全交)(国)152号舗装修繕工事(高林工区) |
竣工年月 | 令和3年 9月 |
施工場所 | 浜松市中区高林四丁目地内 |
本工事は、国道152号中沢町交差点~中央署南交差点における排水性舗装による舗装修繕工事です。排水性舗装は路肩部に導水管設置を要し、舗装構成内に排水性能をもつ特殊な舗装です。
舗装修繕工事は一般的に車道全面を施工しますが、今回は主に走行車線を施工する設計であり道路との段差を最小限にし、規制開放が必要不可欠でした。
一般的な下層部分からの施工では大幅な段差ができ、すりつけることが難しく、一回の施工で表層まで舗設する必要がありました。
一度に表層まで施工する場合、排水性舗装の弱点である施工継目の増加と施工日数が増えることが問題になり、今回の工事では施工継目の増加を極力抑えつつ品質を確保し、施工日数を抑えるかが課題となりました。
そこで、手間作業の多い路肩部と本線部を分割することで施工日数の短縮化を図りました。路肩部の作業では先に導水管を設置することで本線部舗設時の日進量を増加させ、排水性舗装の弱点である施工継目を最小限に抑え品質の確保と施工日数の短縮を可能にしました。
結果、当初の施工方法で予想された施工日数よりも短縮されたことで品質の向上、車線規制日数による安全リスクを抑えることができ、施工期間中事故等もなく無事に作業を終えることができました。
今回の工事は一か月の夜間工事でした。初めての夜間工事ということもあり昼間の工事とは違った緊張感や現場内の明るさや近隣住民に対する騒音等をいつも以上に意識しました。上司の方や協力業者様の協力により無事に施工完了をさせることができました。この場を借りて御礼申し上げます。