二級河川新川県土強靭化対策工事(浚渫工)

工事名 令和4年度二級河川新川県土強靭化対策工事(浚渫工)
竣工年月 令和4年12月
施工場所 浜松市西区雄踏町宇布見地先

令和4年度二級河川新川県土強靭化対策工事(浚渫工)
本工事は、2級河川新川にて洪水対策、船舶の航路確保を目的とした浚渫(しゅんせつ)工事です。対象範囲は西区雄踏町にある宇布見橋より西側の水域で、内施工延長160m、幅40m、約3,100?浚渫を行いました。
浚渫とは港湾や河川などの底面に溜まった土砂を取り除く工事のことをいいます。工事としては単純に思えるかもしれませんが施工場所が水面であり、容易に近付くことができないため、現場環境に応じた様々な浚渫方法があります。
その内今回はマイクロポンプ船を使用して浚渫工事を行いました。
マイクロポンプ船とは船の先端に取り付けられているカッターを回転させることで底面を掘削し、この土砂を水とともに船内にあるサンドポンプで吸い上げ、あらかじめ設置した圧送管を通じて土砂の仮置き場まで輸送する浚渫方法です。
工事は前期工事施工会社より引継ぎ、9月20日頃より浚渫作業を開始、10月30日にはマイクロポンプ船の解体搬出を含めて完了しました。
その後、発生した浚渫土砂は良質な砂であったため、馬込川の河口まで運搬し、養浜材として再利用しました。
 本工事のような船舶を使用しての工事は浜松では特殊であり、件数としては少ないため、貴重な経験であると認識し今後も取り組んでいきたいです。
 最後になりますが、本工事も大きな問題もなく、無事に竣工を迎えることができました。携わっていただいた協力業者、関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。