【特集】浜松市新清掃工場の余熱等を利用した付加価値事業

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浜松市新清掃工場の余熱等を利用した付加価値事業

「金子コード・中村建設に事業者選定」

コンセプトは新清掃工場と融合しSDGsに沿った「浜松型循環モデル」

天竜区青谷にて建設中の新清掃工場の隣接地と余熱等を利活用し、農業と水産業による付加価値事業について弊社のお施主様である金子コード株式会社様とともに企画を提案し、選定審査を経て、令和2年9月4日に事業者選定を頂きました。

【 コンセプト】

  • 新清掃工場の余熱と溶融後に発生する溶融スラグを肥料として循環利用
  • 事業用水のオーガニック栽培による循環利用

これらによる持続可能な循環型社会の事業プランを「浜松型循環モデル」と掲げました。

このファームでは、 安心・安全な農水産物の安定的な生産を行い、現在の日本社会が抱える「食料自給率の低下」や「陸上養殖による海洋資源の回復」等の問題解決に向けて取り組みます。さらに産学官による研究と技術発信の場として浜松産ブランド商品の新たな可能性を追求していきます。

【ポイント】

①溶融スラグを生産物へ肥料・成長促進補助剤として利用

②事業用水の循環的利用による事業排水ゼロ

③新清掃工場からのクリーンエネルギー(余熱・電力)の利用

【事業内容 】

①チョウザメの養殖

②シジミ等の魚介類の養殖

③ワサビや熱帯果樹等の栽培(植物工

④ うなぎいも等の栽培(露地栽培)

 

【事業期間】

令和6年4月~令和26年3月(2年間)地域と連携したイベント開催、ICTを活用した市内小中学校との遠隔授業の実施等、様々なコンテンツを企画、新清掃工場と融合したプランニングをし、SDGsの177目標に沿った社会づくりに貢献していきます。

「浜松型循「環モデル」 が循環型社会づくりのひとつのスタンダードとなり、天竜区から広く技術が広まる研究ファームとなるような事業展開をしていきたいと考えています。